塾長ブログ

2015/04/04
ブログ

人の記憶。

人は目や耳、鼻、口、皮膚など、五感を働かせながら生活を送っている。その五感を司っている中枢部が脳だ。

しかしその脳も、その五感からくる情報を全て処理しようとすると、原子力発電所1基分くらいのエネルギーを使い、ショートアップするか餓死をするらしい。

ところが我々はそのようなこともなく生きている。ということは、脳はその五感からの情報の必要なものだけを処理していて、後は全部破棄しているということだ。

では、必要な情報とそうでない情報の違いとは何なのかだ。

自分の生命の危機に関わってくる情報は絶対に必要なのはわかる。
必要でない情報とは、自分が知っている情報のことだ。つまり、脳が知ったことはもう受け入れないということだ。

新しい情報は脳の中で記憶として留めるが、その後同じ情報が入ってきても知っているから破棄してしまうわけだ。

だから、よく、「あ~、知ってる知ってる。」と口にしている人は、それ以上の情報を受け入れられないことが多いはずだ。所謂、「知ったか」もその一環であろう。

では、それ以上覚えるのは無理なのかと言えば、そうではない。思考の転換が必要だ。
一覧に戻る