「ペンは剣よりも強し」って、どういうこと? 〜歴史と共に考える“言葉の力”〜
みなさんは
「ペンは剣よりも強し」
という言葉を聞いたことがありますか?
この言葉、ただの比喩ではありません。
実は、歴史の教科書にも登場する“リットン調査団”のリットン団長の祖父、
エドワード・ブルワー=リットンというイギリスの政治家・作家が使った言葉なんです。
■ ペンと剣、どっちが強い?
普通に考えれば、戦場で剣(武力)を持っているほうが強そうですよね。
でも、リットンがこの言葉に込めた意味は「言葉の力は武力よりも強い影響力を持つ」ということ。
剣は目の前の敵を倒すことはできても、
人の心や考え方を変えることはできません。
一方で、ペン――つまり言葉や文章、思想は、人々の心を動かし、社会を動かすことができる。
■ 歴史を動かした“ペンの力”
実際に、歴史を変えてきたのはいつも武力だけではありません。
-
・フランス革命を導いた啓蒙思想家たちの書物
-
・明治維新前の吉田松陰や坂本龍馬の手紙
-
・そして、昭和初期の日本が満州を侵略しているかどうかを調査するために派遣されたリットン調査団
このリットン調査団は武力ではなく、
「調査し、報告書を書く(=ペン)」ことで世界に影響を与えようとしました。
つまり、“戦わずして訴える”というのが「ペン」の持つ力なんです。
■ 現代における「ペンの力」
今の時代、SNSやブログ、動画など
誰もが「言葉を発信できる時代」になりました。
だからこそ、自分の言葉が人にどう伝わるか、
どんな影響を与えるかを考えて使う必要があります。
「たった一言」が、
誰かの勇気になったり、励ましになったり、時には争いの火種になることもある。
■ 「書く力」は、あなたの未来を作る
受験で作文や小論文が出るのも、
単に字が書けるかどうかを見たいわけではありません。
-
・自分の考えをどう整理できるか
-
・読む人にどう伝えられるか
-
・社会や未来にどんな視点を持っているか
そんな“内面の強さ”が見られているのです。
■ 最後に
剣の力で勝ち取ったものは、力で奪われることもあります。
でも、言葉で築いた信頼や理念は、時間を超えて人に受け継がれていきます。
あなたは、何を伝えるために“ペン”を使いますか?