塾長ブログ

2025/02/11
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光とは何か?人間に見えない光は「光」と呼べるのか?

「光」とは、私たちが目で見えるもの。
でも、実は 人間が見えている光は「光の一部」 にすぎません。

では、人間に見えない光 は「光」と呼べるのか?
そもそも「光」って何?
今回は、この不思議なテーマについて考えてみましょう。



 光とは?そもそも何なのか?


「光」とは、物理学的には 「電磁波の一部」 です。


☆電磁波とは?
・光は「波」として進むエネルギーの一種。
・電磁波には 波長(波の長さ)が短いものから長いものまで いろいろある。
・そのうち、人間の目で見える範囲(約380~780ナノメートル)の波長を 「可視光」 と呼ぶ。


つまり、人間にとっての「光」は、電磁波の一部 でしかないのです。



 人間に見えない「光」?


実は、電磁波の多くは 人間の目では見えません!


★電磁波の種類(波長の短い順から)
ガンマ線(超短波)→ 放射線、人体に影響
X線(レントゲン)→ 医療検査に使われる
紫外線(UV) → 目に見えないが、日焼けの原因
可視光(目に見える光) →  赤・橙・黄・緑・青・藍・紫
赤外線(IR) → 目に見えないが、温かさを感じる
電波(マイクロ波・ラジオ波) → Wi-Fiやスマホ通信


これらは すべて「光」と同じ電磁波 ですが、人間の目には見えません。



 「見えない光」は光と呼べるのか?


「光」という言葉をどう定義するかによりますが、
物理学的には 「電磁波の一部」 なので、
「人間に見えなくても光(電磁波)であることに変わりはない」 と言えます。


例えば…
紫外線は「光」と言われることが多い(UVカットのサングラスなど)
赤外線は「光」と言われることもある(赤外線リモコン、サーモグラフィー)
X線や電波は、一般的には「光」とは呼ばれない(レントゲンやWi-Fi)


つまり、「光」という言葉は、人間が認識できる範囲で使われることが多い ですが、
本来は 「目に見えない光(電磁波)」も含めるべきもの なのです。



 宇宙では「見えない光」で世界を観る!


実は、天文学の世界では 「見えない光」こそ重要!

例えば…

☆宇宙を観測する望遠鏡
X線望遠鏡 → ブラックホールを観測
赤外線望遠鏡 → 宇宙の塵を通して遠くの星を見る
電波望遠鏡 → 宇宙の深い謎を探る


つまり、人間の目には見えない光を使うことで、新しい世界が広がる のです!



 まとめ:「光」は見えているものだけではない!


光は「電磁波の一部」 であり、目に見えるものはその一部にすぎない。
人間には見えない「光(電磁波)」がたくさんある!(紫外線、赤外線、X線など)
科学の世界では「見えない光」を活用して、宇宙や医療の研究が進んでいる!


「目に見えないから存在しない」わけではない!
むしろ、見えないものこそが重要だったりするのです。


☆彡「見えない光」の世界に目を向けて、もっと深く考えてみよう! 

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