塾長ブログ

2025/02/08
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「真夜中の体重は軽くなる!? 〜地球の自転と公転の影響を計算してみた〜」

私たちが地球に立っているとき、重力 の影響を受けている。
しかし、地球は 自転 しながら 公転 もしているため、
遠心力の影響で体重が少し変わる可能性がある!? 

特に、真夜中のときは地球の自転方向と公転方向が同じになるため、遠心力が最大になり、体重が軽くなる?
実際に計算してみよう!



 まず、地球の「自転」による遠心力の影響を計算!


地球は 24時間で1回転 しているので、
赤道では 時速約1,670 km(秒速約465 m) の速さで回っている。

日本(北緯35度付近)の場合、自転速度は約1,300 km/h(秒速約360 m) になる。

これによる遠心力を計算すると、

☆遠心力の影響で体重は約0.35%軽くなる!
(例:体重60kg → 約59.8kg に!)


ただし、遠心力は赤道で最も強く、極地ではほぼゼロになる。
※地球の自転による遠心力の影響は小さいが、確かにある!



 では、「公転」による遠心力の影響は?


地球は 時速107,000 km(秒速約30 km) で太陽の周りを公転している。
真夜中のとき、地球の公転方向と自転方向が一致するため、
地球の中心から見た遠心力は最大になる!


ただし、
☆地球の公転による遠心力は、地球の重力の約0.001%程度と極めて小さい!


つまり、公転による遠心力は、体重にはほとんど影響を与えない。
(計算すると、体重60kgの人が約0.0006kg(0.6g)軽くなる程度)



 結論:「真夜中の体重は軽くなるのか?」


☆自転の影響 → 体重が 0.35% 軽くなる!(約60g減少)
★公転の影響 → 体重が 0.001% 軽くなる!(約0.6g減少)


合計すると、
☆真夜中の体重は最大で約0.351%軽くなる!(60.6g減少)


 つまり、体重60kgの人なら 約59.94kg になる!



「じゃあ、真夜中に体重を測れば軽くなる?」


答え:理論上は「YES」だが、ほぼ誤差レベル!


たしかに遠心力の影響で体重は若干軽くなるが、
60kgの人が 約60g軽くなる 程度なので、
日々の食事や水分の変動の方が圧倒的に大きい。 


しかし、「夜に体重を測ると少し軽い」と言い訳するには使えるかも!? 



 宇宙スケールで考えると?


ちなみに、もし宇宙ステーション(ISS)にいると…
遠心力が地球の重力とほぼ釣り合うため、無重力状態になり、体重はゼロ! 


地球に住んでいる限り、わずかな遠心力の影響は受けるが、
「体重が軽くなる」と言えるレベルではない。



 まとめ:地球はすごいスピードで動いているが…


地球の自転と公転による遠心力で、体重はわずかに軽くなる!
最大で約0.35%(60g程度)軽くなるが、ほぼ誤差レベル!
真夜中に体重を測って「ちょっと軽い!」と言うのは理論上アリ? 


☆地球の動きを感じながら、夜空を見上げてみると面白いかも!

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