塾長ブログ

2025/02/01
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「やるやる詐欺」からの脱却!自分を本当に変える方法とは?

「今度こそ本気でやる!」
「次こそは絶対に頑張る!」

こんな言葉を口にしながら、気づけば何も変わらない日々を送っている生徒は少なくありません。「やる」と宣言した直後にも関わらず、いつも通りの生活に戻ってしまう——まさに 「やるやる詐欺」 状態です。

もちろん、変わろうという気持ちが "ゼロ" なわけではありません。
「本当は変わらなきゃいけない」
「勉強を頑張らなきゃいけない」
そう思う気持ちは確かにある。

しかし、 もう1人の自分(保護人格的な存在)が、それを阻止しようとする のです。人は コンフォートゾーン(慣れ親しんだ環境) から抜け出すことに強い抵抗を感じます。新しい習慣を身につけるにはエネルギーが必要だからです。

では、この 「やるやる詐欺」 から抜け出し、本当に自分を変えるにはどうすればよいのでしょうか?



① 「変わる」とは何なのかを明確にする


「勉強を頑張る」「自分を変える」と口にしても、何をどう頑張るのか、何をどう変えるのかが曖昧では行動に移せません。
まずは 「自分が何を変えたいのか?」を明確にする ことが大切です。


「勉強を頑張る」と言うなら… → 具体的に何を?(例:毎日英単語を10個覚える)
  → どのくらい?(例:1日1時間)
  → いつから?(例:今日の夜8時から)


漠然とした「やる」ではなく、数値化・時間化して具体的な行動に落とし込むことが重要です。



② 「やる気」ではなく「環境」を変える


「やる気が出たらやる」は、99%成功しません。なぜなら、やる気は不安定なもので、待っていてもなかなか湧いてこないからです。

だからこそ、やる気に頼るのではなく、環境を変える ことが大事です。


スマホを手の届かない場所に置く
勉強開始のタイミングを固定する(毎日19時からなど)
机の上を整理し、勉強に集中できる空間を作る
「この時間は勉強する時間」と周囲に宣言する


人は環境に影響を受けます。
ダラダラしてしまうのは 「ダラダラしやすい環境」 にいるから。
ならば、強制的に勉強せざるを得ない環境を作れば良い のです。



③ 「すぐにできる小さなこと」から始める


「よし!今日から5時間勉強しよう!」と 一気に頑張ろうとするのはNG です。
なぜなら、 急な変化は続かないから です。

まずは 「今すぐできる、簡単なこと」 から始めるのがコツです。


英単語を3個だけ覚える
5分間だけ机に向かう
1問だけ問題を解く


これだけなら、「やるのが面倒くさい」という感情が出にくいので、行動に移しやすくなります。そして、1回行動を起こせば 「もうちょっとやろうかな」 という気持ちが生まれます。
こうして徐々に 勉強を習慣化 させていくのです。



④ 「やったこと」を記録し、可視化する


「自分を変えよう」と決意しても、変わった実感がないと続きません。
そこで 「やったことを見える形にする」 のが有効です。


勉強した内容をカレンダーに記録する
チェックリストを作り、達成できたら✓をつける
勉強時間をアプリで管理する


「自分がやった証拠」が目に見えると、達成感が生まれ、モチベーションにつながります。「やった自分」を認めることが、継続の鍵 なのです。



⑤ 「決意」は周囲に宣言する


人は 「自分の発言を守ろうとする心理」 があるため、誰かに決意を伝える ことで、実行しやすくなります。


親や先生に「毎日1時間勉強する」と宣言する
友達と「一緒に頑張ろう」と約束する
SNSで「今から勉強する!」と投稿する(スマホ依存に注意)


周りに言ったことで、「やると言ったからにはやらなきゃ」と自分を追い込む効果 があります。



まとめ:やるやる詐欺から抜け出すために


「やる」と言っても行動に移せないのは、コンフォートゾーンに戻ろうとする心理 が働くからです。


この壁を突破するには…


1️⃣ 「何を変えるのか」を明確にする
2️⃣ 「やる気」ではなく「環境」を変える
3️⃣ 「すぐにできる小さなこと」から始める
4️⃣ 「やったこと」を記録し、可視化する
5️⃣ 「決意」を周囲に宣言する


「やる!」と言った後の5分間が勝負 です。
まずは 「すぐにできる1つのこと」 をやってみましょう。
その積み重ねが、本当の「変わる」 につながります!

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