塾長ブログ

2024/10/22
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漢字に自信がないからひらがな?練習では甘やかしてはダメ!

漢字に自信がない生徒が、わからない漢字をひらがなで書いてしまうことはよく見られます。もちろん、テスト本番であればひらがなで書いて点を取るという選択肢もあります。しかし、練習中にそれを許してしまっては絶対に成長はありません

特に漢字指定で出題されることもあるし、練習中に甘やかしてしまうと、漢字を覚えようとしなくなるのです。今回は、この問題について考えていきたいと思います。


1. 練習では「ひらがなで書く」は甘やかし


1. 本番と練習の違い

 本番のテストで、どうしても思い出せない漢字をひらがなで書くことは、点数を取るための選択肢としてはアリです。しかし、練習中にひらがなで済ませるのは全く違います。練習中は間違いを修正し、学び直すための時間です。この時間にひらがなで済ませてしまうと、その漢字を覚えようという気持ちが薄れてしまい、最終的に身に付かないままになってしまいます。

  •  ・例: 漢字で書かなくても良いと思ってしまうと、難しい漢字は常にひらがなで済ませようとする癖がついてしまいます。それが積み重なれば、漢字の力が向上しないのも当然のことです。


2. 「ひらがなで合っているから〇」は絶対NG

 ひらがなで書いた答えが内容的に正しくても、練習中に〇をつけてしまうのは絶対にNGです。それを許してしまうと、「ひらがなでも合っていれば良い」と思い込んでしまい、漢字を覚える努力をしなくなってしまいます。その場で甘く見て〇をつけてしまえば、次の本番でも漢字が思い出せず、再びひらがなで書くという悪循環が生まれてしまいます。

  •  ・改善策: 練習中にひらがなで書いた答えは、たとえ内容が合っていても〇にせず、最低でも△に留め、「漢字で書く練習をしよう」と意識させることが大切です。


2. 漢字指定の問題に備える


1. 漢字指定の問題が出題される

 テストでは、「漢字で答えなさい」という指示が出ることもよくあります。ひらがなで書いた場合、どれだけ内容が正しくても不正解扱いになってしまいます。だからこそ、普段から漢字で書く習慣をつけることが重要です。練習の段階で甘くしてしまうと、本番で失点につながるのです。

  •  ・例: 「地球温暖化」という言葉をひらがなで書けば意味は通じますが、「地球おんだんか」と書いてしまうと、漢字指定の問題では0点です。


2. 漢字を覚えるチャンス

 漢字をひらがなで書いて済ませてしまうことは、漢字を覚えるチャンスを逃していることに他なりません。練習中こそ、わからない漢字が出てきたら調べて、覚えて、次は正確に書けるようにする。その繰り返しが漢字力を伸ばし、テスト本番で自信を持って漢字を書く力に繋がるのです。

  •  ・改善策: 生徒に「今、間違えることが大切なんだ」と伝え、練習を通じてミスをしながら覚える大切さを教えることが重要です。


3. 漢字を使うことが勉強の基礎を作る


1. 練習を通して身に付ける

 練習中に漢字を使うことは、単に点数を取るためだけではなく、学ぶ姿勢そのものを作り上げます。ひらがなで済ませることに慣れてしまうと、難しいことに挑戦しない姿勢が根付いてしまう可能性があります。漢字を覚えるという行為は、学習の基礎力をつけるための重要な一歩なのです。

  •  ・例: 「大変そうだから後回し」「覚えなくてもいいか」といった態度が他の教科にも波及する可能性があります。漢字を練習でしっかり覚えることは、他の分野でも「ちゃんと覚えよう」という意識を育てます。


2. 長期的な成長のために

 一時的にひらがなで点数を取ることはできるかもしれませんが、長期的に見ると漢字を覚える力が不足してしまいます。中学・高校、そして社会に出ても漢字を使う場面は多くあります。だからこそ、今の段階から漢字を書く習慣をしっかり身に付けることが必要です。練習の場は、そのための貴重な時間です。

  •  ・改善策: 生徒に、「今覚えておけば、将来もっと楽になる」という長期的な視点を持たせ、漢字の学習に意欲を持たせるようにしましょう。


まとめ


漢字に自信がない生徒がひらがなで書いてしまうのは、成績向上の妨げになる大きな要因です。本番ではやむを得ないかもしれませんが、練習の段階でひらがなで答えることを許してしまうと、漢字を覚えるチャンスを逃してしまいます

練習中の甘さは、将来にわたって影響を及ぼします。だからこそ、練習ではひらがなに頼らず、漢字で書く習慣をつけることが大切です。今のうちに漢字を覚える力をつけることで、将来的にもっと楽に漢字を使いこなせるようになります。

生徒には、「練習はミスしてもいい場所」だということを伝え、今のうちにしっかりと漢字を覚える大切さを教えましょう。

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