知ってますか? “言い訳”という名の魔法にかかるな (シリーズ第2回:自分に勝つ7つのレッスン)
◆ 「言い訳」は、自分の中の敵がつくる“麻酔薬”
勉強が思うように進まないとき、
テストで思ったより点が取れなかったとき、
心の中でこうつぶやいていませんか?
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・「今日は疲れてるからいいや」
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・「部活で忙しいし、仕方ない」
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・「次のテストは本気出すから」
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・「周りもやってないし、まあいいか」
これ全部、
自分の中の敵がつくった“麻酔”です。
痛い現実(成績)を見ないようにするための、
心を麻痺させる“魔法”なんです。
◆ 言い訳には“三種の呪文”がある
敵がよく使う言い訳には、3つのパターンがあります。
❌ ①「でも…」=“後退の呪文”
頑張る気持ちをもらった直後に出てくる言葉。
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・「勉強する! …でも眠い」
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・「今日から本気! …でも疲れた」
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・「やろうと思った…でも時間がない」
「でも」が出た瞬間、
あなたの行動はストップします。
❌ ②「だって…」=“責任回避の呪文”
自分の行動を自分のせいにしなくてすむ、魔法の言葉。
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・「だって数学が苦手だし」
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・「だって今日は部活がハードだったし」
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・「だって家がうるさくて集中できない」
この言葉を使うと、
あなたの人生のハンドルは他人の手に渡ります。
❌ ③「どうせ…」=“未来を閉ざす呪文”
一番危険な言葉。
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・「どうせ勉強しても意味ない」
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・「どうせまたミスする」
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・「どうせ自分なんて」
この呪文は、
あなたの可能性の扉を自分で閉める行為。
成績が上がらないのではなく、
「上げるのを自分で止めている」んです。
◆ 言い訳の恐ろしさ:正しいことのように聞こえる
言い訳が強敵なのは、
一見すると“もっともらしい”から。
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・疲れてる
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・時間がない
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・周りもうるさい
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・部活が大変
全部、本当に「そういう日」はあります。
だからこそ、言い訳は“真実に見える嘘”なんです。
真実っぽい言葉ほど、
人は簡単に負けてしまう。
◆ だけど現実はシンプル
言い訳を100個ならべても、
現実はこれだけです。
やった人が伸びる。
やらない人は伸びない。
どんな理由があっても、
どれだけ正当化しても、
行動しなければ何も変わらない。
心の中の敵は“行動させないため”に言い訳を投げてきます。
◆ 言い訳に勝つ方法その1:言い訳を“名前で呼ぶ”
言い訳した瞬間に、こう呟いてください。
「はい出た、言い訳グセ。」
「今の自分、逃げようとしたな。」
「敵が話しかけてきたぞ。」
これだけで、効果は絶大です。
なぜなら――
言い訳は“気づかれないと”効果を発揮する魔法だから。
気づいた瞬間、
魔法は解けます!
● 子どもたちへのメッセージ
言い訳をする人は弱いんじゃない。
言い訳に飲まれてしまう人が弱いだけ。
逆に、言い訳に気づき、踏みとどまれる人は――
ものすごく強い。
言い訳しそうになったとき、
心の中でこう言ってください。
「もう騙されない。今日はやる。」
そのたった一言が、
あなたの未来を本気で変えます。
●まとめ
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・言い訳は自分の中の敵が使う“麻酔薬”
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・「でも・だって・どうせ」は三大危険ワード
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・言い訳は“真実っぽい嘘”なので強力
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・言い訳を“名前で呼ぶ”だけで魔法が解ける

