ネガティブ脳をリセット!前向き思考を生む“セロトニン”の力
テストが近づくと、「できなかったらどうしよう」「あの子の方が頭いいし…」
そんなふうに、ついマイナス思考になってしまうこと、ありますよね。
でも、落ち込んでしまうのは性格のせいではありません。
実は、脳の中の“ある物質”が足りなくなっているだけなんです。
その物質の名前は――
★セロトニン!
■ セロトニンってどんな働きをするの?
セロトニンは、脳内で心を落ち着かせる“幸福ホルモン”と呼ばれる物質です。
怒り・不安・イライラを抑えて、気持ちを安定させる働きがあります。
このセロトニンが足りないと、
・・なんとなく気分が落ちる
・・やる気が続かない
・・集中できない
といった状態になりやすくなります。
■ セロトニンを増やす3つの方法
① 朝日を浴びる
朝起きて太陽の光を浴びると、脳のセロトニンが一気に活性化します。
たった5分でもOK!
窓際で伸びをするだけでも効果があります。
★朝の光=脳のスイッチON!
② リズム運動をする
一定のリズムで体を動かすと、セロトニンが自然に増えます。
おすすめは↓
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・ウォーキング
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・軽いストレッチ
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・リズムに合わせて深呼吸
特に“歩く”は最強です。
勉強の合間に3分だけ廊下を歩くだけでも、脳がリフレッシュします。
③ よく噛んで食べる
食事中にしっかり噛むことで、あごの動きがリズム運動になり、セロトニンが分泌されます。
朝ごはんを抜くと、セロトニンのスイッチが入らず、
午前中にぼんやりしてしまう原因にも…。
★ 朝食を食べる=脳のやる気エンジンを回す!
■ セロトニンが整うと“前向き脳”になる
セロトニンが増えると、脳の中でドーパミン(やる気物質)も出やすくなります。
つまり、気持ちが安定しているときほど、やる気が出やすい!
逆に、不安や焦りが強いときは、どんなに頑張っても脳が動きません。
まずは“心を落ち着かせる”ことが、やる気の第一歩なんです。
◆ 保護者の方へ
お子さんが焦っていたりイライラしているときは、
「頑張りなさい」よりも、
「ちょっと外の空気吸っておいで」
「お茶でも飲もうか」
そんな一言の“リズムの切り替え”が、脳にとっての休息になります。
■ まとめ
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・セロトニンは“心の安定”を保つ脳内物質
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・朝日、リズム運動、よく噛むことで増やせる
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・セロトニンが整うと、ドーパミン(やる気)も出やすくなる
やる気は“元気な心”の上に育つ。
心を整えることは、勉強を進める最短ルートです。

