塾長ブログ

2025/10/23
子供のメンタル,声かけ・接し方,成績アップの秘訣,やる気アップ,効率よく学習

“できた!”が次のやる気をつくる!脳の報酬回路を味方にしよう

勉強しているとき、
「わかった!」「できた!」と感じた瞬間、ちょっと気持ちよくなりませんか?


実はその“快感”、ただの気分ではなく――
脳の中でごほうび信号が出ているんです。


この仕組みをうまく使うと、勉強や努力を続けることがぐっとラクになります!



■ 脳の中にある“報酬回路”とは?


脳には、何かを達成したときに「気持ちいい!」と感じさせる仕組みがあります。
それが 報酬回路(ほうしゅうかいろ) と呼ばれる部分。


テストで点が上がったとき、
難しい問題が解けたとき、
友達に「すごい!」って言われたとき——


そのたびに脳はドーパミンを出して、「もう一回その気持ちを味わいたい!」と思うのです。



■ 「できた!」の積み重ねがやる気を生む


やる気の源は“成功体験”です。


つまり、

  • ・英単語を10個覚えた!

  • ・昨日の自分より早く勉強始めた!

  • ・苦手な教科に10分だけ取り組めた!


このような小さな「できた」を積み重ねることで、
脳は「勉強=気持ちいい」と感じるようになります。



■ 失敗より“成功”を記録しよう


多くの人は「反省ノート」には書けても、
「成功ノート」は書きません。


でも脳科学的には、成功を思い出すだけでもドーパミンが出るんです!


だから、
✅ 今日できたことを1つ書く
✅ テストの反省より、よかった点を1つ見つける


これを続けると、「やる気の貯金」が増えていきます。



◆ 保護者の方へ


お子さんが頑張ったとき、
結果だけでなく「過程」をほめることが大切です。


たとえば、

  • ・「あの問題、よく諦めなかったね!」

  • ・「昨日より集中できてたね!」


こうした声かけは、脳の報酬回路を活性化させ、
「また頑張ろう」という意欲を引き出します。



■ 今日からできる!報酬回路を動かす3ステップ



1️⃣ 小さなゴールを決める(例:5分だけ勉強する)
2️⃣ できたらすぐほめる(自分で「ナイス!」でもOK)
3️⃣ “できた記録”を残す(ノートやアプリでもOK)


この3ステップで、脳は「やる気のサイクル」を自動で回し始めます。



■ まとめ


  • ・脳は“できた!”の瞬間にドーパミンを出す

  • ・小さな成功体験がやる気を生み出す

  • ・ほめる・記録することで、やる気を長続きさせられる


やる気は「気分」じゃなく、「しくみ」。
脳を味方につければ、努力はもっと楽しくなる!

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