なぜ休みの日は朝起きられない?その理由と“生活リズムを整えるコツ”
「学校がある日はちゃんと起きられるのに、休みになると起きるのがつらい…」
「朝10時まで寝てしまって、1日が短く感じる…」
そんな悩みを抱えている中高生、多いですよね。
でもそれ、あなたの意志が弱いせいではありません!
今回は、なぜ休みの日に朝起きられなくなるのか、その科学的な理由と、生活リズムを整えるための具体的なコツをご紹介します。
● なぜ休みの日は朝起きられないのか?
① 睡眠時間が足りていない「寝だめ現象」
平日の睡眠時間が6時間以下だった人は、休みの日にその不足を補おうとするため、長く寝てしまいます。
これを「睡眠負債」と呼びます。
✅ 平日:睡眠時間が足りない
✅ 休日:その分まとめて寝ようとする
→ 結果として「朝起きられない」「昼夜逆転」につながる
② メラトニンの分泌リズムが崩れている
睡眠ホルモン「メラトニン」は、毎日同じ時間に起きて・同じ時間に寝ることで正しく働きます。
休みの日に夜更かしをしてしまうと、このリズムが乱れ、
朝に“目が覚めない”“だるい”という状態になります。
③ スマホ・ゲームの光で脳が覚醒している
夜にスマホやゲームを長時間見ると、ブルーライトの影響で脳が“昼間”だと錯覚します。
するとメラトニンの分泌が遅れ、眠れない → 寝るのが遅くなる → 起きるのも遅くなるという悪循環に。
● 生活リズムを整えるための“5つのコツ”
① 毎朝同じ時間に起きる(+太陽の光を浴びる)
起きたらすぐにカーテンを開けて朝日を浴びることで、体内時計がリセットされます。
起床時間が30分~1時間ずれるだけでも、睡眠リズムは乱れやすくなるので注意!
② 夜はスマホ・ゲームの使用を控えめに
理想は寝る1時間前にはスマホを見ないこと。
難しい場合は、画面の明るさを下げる or ブルーライトカットモードを活用してみましょう。
③ 毎日“軽い運動”を取り入れる
軽く体を動かすことで、自然な眠気が来やすくなります。
ストレッチや散歩でもOK!
④ 起きたら冷たい水で顔を洗う or 白湯を飲む
朝のルーティンを決めることで、体と脳に「朝が来た」と知らせることができます。
⑤ 午後3時以降の昼寝は避ける
昼寝は短時間ならOKですが、夕方以降に寝ると夜眠れなくなる原因に。
昼寝するなら、15〜20分程度に抑えましょう。
★ まとめ:生活リズムは“ちょっとした意識”で変えられる!
✅ なぜ朝起きられないのか?
→ 睡眠負債/ホルモンバランス/スマホの影響が原因
✅ どう整えるか?
→ 決まった時間に起きる・太陽を浴びる・スマホの使い方を見直す
朝が気持ちよくスタートできると、1日が前向きに変わります。
「生活リズムの乱れ」は“心と体のSOS”でもあります。
無理に完璧を目指す必要はありません。今日から一つだけでも、できそうなことから始めてみましょう!