その「甘いマル付け」が、自分の弱点を隠してしまう
勉強をしていて、自分で答え合わせをする場面は多いと思います。
しかし、その中で意外と多いのが、「ちょっとだけ間違えたけど、まあいいか」とマルにしてしまうケース。
たとえば――
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・答えの数字は合っているけど、単位を書き忘れていた
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・漢字の一部が間違っていたけど、ほぼ正解だからOKにした
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・英単語のスペルを1文字ミスしたけど、自分ではわかってたつもりだからヨシ!
……こんなふうに、「惜しい」「たまたま間違えただけ」という理由で自分に甘くマルをつけていませんか?
自分に甘いマル付けは、成長のチャンスを逃している
実は、こうした「ちょっとしたミス」を見逃すことが、
自分の弱点を見落とし、成績が伸び悩む原因になっています。
本番のテストでは、「惜しい」も「ちょっとだけ」も、すべてバツになります。
だからこそ、日々の丸付けで甘さを残していると、本番で同じミスを繰り返すことになるのです。
ミスをミスとして受け止める勇気
大切なのは、「惜しいからマル」ではなく「惜しいからこそバツ」にすること。
それが、自分の苦手を知るきっかけになります。
そして、次に同じ間違いをしないように対策をする――
これが、成績を伸ばす生徒の思考なのです。
本気で力をつけたいなら「厳しめ丸付け」が鉄則
丸付けは、自分を評価する作業。
そこで甘くしてしまえば、どこまでいっても甘い結果しか出ません。
たとえ自分で丸付けしていても、「先生だったらどう判定するかな?」と客観的な視点を持って取り組んでみましょう。
「間違いを見つけるために丸付けをする」――その意識を持てば、毎日の勉強が確実に変わってきます。
まとめ
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・「惜しいからマル」は、弱点にフタをしているだけ
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・自分のミスを正直に見つめることが、最大の成長チャンス
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・丸付けは自分を評価する行為。甘さを捨て、厳しめに見ていこう
ほんの少しの意識の違いが、数か月後の結果に大きな差を生みます。
自分を甘やかさず、ひとつひとつ丁寧に、自分の弱点と向き合っていきましょう。