塾長ブログ

2025/01/27
ブログ

授業を延長すると文句を言う生徒たちへ

授業を延長してでも、しっかりと理解を深めてほしい。そう思って時間を割いているのに、なぜか文句を言ってくる生徒が少なからずいます。その文句の裏にある生徒たちの考え方について、少し掘り下げてみたいと思います。



授業よりも「時間」を優先する生徒たち


 文句を言う生徒たちの多くは、「授業が早く終わらないか」と、時計ばかりを気にしています。授業の内容をしっかり吸収しようとするよりも、「次にやりたいこと」や「早く家に帰りたい」という気持ちが優先されているのです。

確かに、長時間の授業は体力的にも精神的にも負担になることがあります。しかし、その一方で、こうした生徒たちは授業が終わった後、結局ゲームをしたり、スマホを触ったりと、別のことに時間を費やしていることが多いのも事実です。



「時間を使う」ことへの意識の違い


 授業を「早く終わらせる」ことを求める生徒たちに共通しているのは、時間の価値を正しく理解していない点です。

たとえば、延長した10分で新しい知識を学び、それがテストで大きく役立つ可能性があると考えたことはあるでしょうか? その10分が、自分の成績を一歩前進させるきっかけになるかもしれないのです。

逆に、早く授業が終わったとして、その時間をどのように使うか考えてみましょう。ダラダラと過ごすのであれば、何の価値も生まれません。



授業の目的を見直そう


 授業の目的は、「学び」を深めることにあります。早く終わることを考えるのではなく、「どれだけ理解を深められたか」を基準に考えるべきではないでしょうか。

授業が延長される理由は、生徒たちの理解を確認し、不十分な部分を補うためです。それは、先生の一方的な都合ではなく、生徒自身のために行われているのです。



考え方を変えるだけで未来が変わる


 「授業が早く終わらないか」と考えながら過ごす1時間と、「今日の授業で何を吸収しようか」と考えながら過ごす1時間では、得られる成果が全く違います。

授業の延長に対して文句を言うのではなく、その延長時間をどのように活用すれば自分の成長につながるかを考えてみてください。そうすれば、授業の時間が「有意義な投資」となり、結果的に勉強へのモチベーションも変わってくるはずです。



最後に


授業の延長は、先生からの「プレゼント」だと思ってみてください。少しでも多くの知識を得て、今後に生かせるチャンスです。早く終わることにばかり意識を向けるのではなく、「学ぶ機会を増やしてもらえている」と考え方を変えてみてください。きっと、授業への向き合い方が大きく変わります。

一覧に戻る