授業中に寝てしまう生徒たちへ問うべきこと
先日、とある高校の生徒が、学校の授業中の写真を見せてくれました。その光景に私は目を疑いました。教室内の生徒の9割が机に伏せて寝ており、授業を真剣に聞いているのはたったの1割。それが現実だと言います。
親御さんが教育費を支払い、未来のために高校へ通わせているにもかかわらず、その授業を聞かずに寝て過ごす…。これでは「高校に行く意味」が問われても仕方ありません。
1. 生徒は何のために高校へ行くのか
1.1 高校生活の意義
高校はただ単に卒業資格を得るためだけの場所ではありません。授業を通じて知識を得るだけでなく、社会に出る準備をし、自分の将来を考える場でもあります。それを放棄して「授業中に寝る」という行為は、自分の未来を軽視しているとしか思えません。
1.2 人任せな考え方では未来は開けない
「みんなが寝ているから私も寝る」「授業がつまらないから寝る」「眠いから寝る」…。こうした理由で自分の時間を無駄にすることが、どれほどもったいないか。社会に出れば、自分の行動の責任はすべて自分に返ってきます。誰も代わりに手を差し伸べてはくれません。
2. 学校・教師の問題もあるのか?
2.1 諦めてしまっている教師の存在
写真を見る限り、教室の光景は「授業崩壊」と言っても過言ではありません。教師が、生徒に対して「諦めている」のか、「自己責任」と切り捨てているのか…。いずれにしても、教室内での指導の意識が薄れているようにも感じます。
2.2 生徒と向き合う姿勢
学校の先生は、生徒たちに知識を教えるだけではなく、学ぶ姿勢を導く役割もあります。授業が面白くないのであれば、改善する工夫が必要かもしれません。しかし、何より重要なのは、教師が本気で生徒の未来を思って接する姿勢ではないでしょうか。
3. この問題を打開するために
3.1 生徒に問うべきこと
授業中に寝ている生徒たちに問いたい。「あなたの未来は誰が作るのですか?」と。親でも先生でもなく、自分自身が選び、行動しなければ未来は切り開けません。「みんなと同じなら大丈夫」という人任せな考え方をしている限り、社会に出たときに必ず壁にぶつかります。
3.2 親や大人の役割
親は子どもの未来のために投資しています。それが無駄にならないよう、時には厳しく問いかける必要があります。先生や大人も、生徒に寄り添いながら、自分で考え行動できるようサポートする役割を果たさなければなりません。
3.3 生徒自身の行動
「授業がつまらない」「先生が嫌い」という言い訳は、長期的に見れば自分を苦しめるだけです。授業中に何かを学び取る姿勢を持つことが、自分の人生を豊かにする第一歩です。
まとめ
授業中に寝るという行為は、自分の時間と可能性を捨てることに等しい行動です。そして、その行動が許容される教室環境は、崩壊に近い状態と言えるでしょう。
未来は他人任せではありません。自分自身の選択と行動によってのみ、切り開くことができます。生徒たちには、「今、自分が何をするべきか」を考え直し、行動に移してほしいと思います。
学びを放棄してしまうことが、自分自身を放棄してしまうことにつながらないように。このブログが、生徒自身、そして大人たちがこの問題に真剣に向き合うきっかけになれば幸いです。