塾長ブログ

2024/09/24
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英語が苦手な生徒がまず取り組むべき勉強法-文法の基礎を固めよう!

英語が苦手な生徒の多くが、整序問題であっても単語の並べ方を間違えてしまうことがあります。文法を無視した形で文章を作ってしまうことは、特に苦手な生徒によく見られるミスです。たとえば、動詞がどれなのか、be動詞と一般動詞の区別ができていない、さらには5文型が理解できていないということが原因で、文章全体の構造が曖昧になってしまうことがあります。

では、こういった英語が苦手な生徒は、まずどういった勉強から進めていけば良いのでしょうか。今回は、文法の基礎をしっかり固めるための勉強法を考えてみましょう。


1. 基礎ができていないと文章は組み立てられない


1. 動詞の役割を理解することが第一歩

 英語の文を作るうえで最も重要なのは、動詞の理解です。動詞が文の中心となり、それを基準にして他の単語を並べていきます。しかし、英語が苦手な生徒の多くは、動詞がどれなのか、そもそも把握できていないことがあります。特に、be動詞と一般動詞の区別がついていない生徒が多いです。この区別ができなければ、文の骨格を理解することが難しくなってしまいます。

  •  ・例: 「I am a student.」と「I play soccer.」の違いが理解できていない生徒は、be動詞と一般動詞を混同してしまう。


2. 5文型が分からないと文が崩れる

 英語の基本は5文型にあります。5文型は、主語(S)・動詞(V)・目的語(O)・補語(C)などの役割を理解するための重要な基礎です。この構造を理解していないと、文章を正しい順序で並べることが難しく、文全体が崩れてしまう原因になります。英語が苦手な生徒ほど、この5文型を知らずに単語を並べようとするため、正しい文が作れなくなります。

  •  ・例: 「I gave my friend a book.」というSVOOの文型が分かっていないと、文の順序を間違え、「I gave a book my friend.」と並べてしまうことがある。


2. 基礎から積み上げるための勉強法


1. まずはbe動詞と一般動詞をしっかり区別する

 英語が苦手な生徒は、まずbe動詞と一般動詞の違いをしっかり学ぶことが大切です。be動詞は「〜です」「〜である」と状態を表す言葉で、一般動詞は「走る」「食べる」などの行動を表します。この違いを理解することで、文の構造が見えやすくなります。be動詞を使う文と、一般動詞を使う文の違いを繰り返し練習し、それぞれの使い方に慣れていきましょう。

  •  ・改善策: 「I am a teacher.」と「I teach English.」のように、be動詞と一般動詞を使った文を毎日練習し、使い分けをマスターする。


2. 5文型を基礎から理解する

 次に、5文型のルールをしっかり理解しましょう。5文型は英語の文法の基本であり、S(主語)・V(動詞)・O(目的語)・C(補語)など、それぞれの役割が決まっています。まずは、SVOやSVCといったシンプルな文型から始め、徐々にSVOOやSVOCなど、複雑な文型を学んでいくことで、文章の正しい組み立て方が分かるようになります。

  •  ・改善策: 文型別に例文を書き出して、その構造をノートに整理しておく。たとえば、SVOの文型なら「I eat apples.」、SVCなら「She is happy.」のように、実際の文を使って練習する。


3. 基本的な文法問題を繰り返し解く

 基礎的な文法が理解できたら、文法問題を繰り返し解いて、その理解を定着させることが大切です。最初はシンプルな問題から始めて、徐々に難しい問題に挑戦していくと良いでしょう。動詞の使い分けや5文型の練習を通じて、文の組み立て方が自然に身についていきます。

  •  ・改善策: 文法問題集を使って、動詞の活用や文型の問題に繰り返し取り組む。間違えた問題は解説をしっかり読み、理解を深める。


3. 英語が苦手な生徒におすすめの勉強ステップ


1. 動詞の種類を覚えるところから始める

 英語が苦手な生徒は、まず動詞の種類を覚えるところからスタートしましょう。be動詞や一般動詞だけでなく、助動詞や進行形、完了形などの動詞の変化も理解できるようにしていきます。動詞を軸にして文を作る意識を持つことで、文章全体の構造が見えてきます。


2. 5文型を毎日少しずつ復習する

 5文型は一度に全て覚えるのは難しいかもしれませんが、毎日少しずつ復習することで、自然と頭に入ってきます。短い文を使って、SVOやSVCなど、基本的な文型を意識して文章を作る練習をしましょう。毎日コツコツと取り組むことで、文の組み立てがスムーズにできるようになります。


3. 間違いを恐れずに問題演習を繰り返す

 間違えることを恐れずに、たくさんの文法問題を解いてみましょう。特に整序問題は、単語の並べ方を何度も試すことで、文法のルールが身につきます。繰り返し解くことで、どの単語がどこに来るべきかが自然と分かるようになっていきます。


まとめ


英語が苦手な生徒は、まず動詞の使い分け5文型といった文法の基礎をしっかり固めることが重要です。整序問題で単語の順番を間違えてしまう生徒は、動詞がどれなのか、文型がどうなっているのかを理解できていないことが多いです。基礎的な文法を一つずつ丁寧に学び、日々の復習や問題演習を通じて理解を深めることで、文章を正しく組み立てられるようになります。

少しずつ基礎から積み上げていくことで、英語が苦手な生徒でも確実に力を伸ばしていくことができます。まずは基本をしっかり押さえて、苦手を克服していきましょう!

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