塾長ブログ

2024/05/27
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『難しい』という言葉の裏側-逃げる言い訳にしないために

「難しい」という言葉は、多くの生徒にとって逃げや諦めの言い訳の材料になっていることがよくあります。全くレベルの違う問題であれば話は別ですが、ステップを踏んで進めていく段階で諦めようとする姿勢は、将来的に大きな問題を引き起こす可能性があります。


「難しい」という言葉の背景


 新しい情報が入ってくると、それを「難しい」と感じることは自然なことです。しかし、それを理由に逃げるのは、将来の壁を越える力を身につけないまま過ごすことになりかねません。ゲームの世界では障壁を乗り越えてステージを進めることができるのに、現実世界ではそれができないというのは、偏った考え方に過ぎません。


ゲームと現実の違い


 ゲームの世界では、困難なステージをクリアするために何度も挑戦し、失敗を繰り返して学び、次第に成功へと導かれます。このプロセスを楽しむことができるのに、なぜ現実の勉強や仕事では「難しい」と感じた時点で諦めてしまうのでしょうか?


1. 挑戦の楽しさ

 ゲームでは挑戦が楽しく、達成感を得ることができます。現実の課題も同じように考えることで、挑戦する楽しさを見出すことができます。難しい課題に取り組むことで、自分自身の成長を感じることができるのです。


2. フィードバックの重要性

 ゲームでは即座にフィードバックが得られます。現実の学習でも、定期的にフィードバックを受け取り、改善点を見つけることで、成長することができます。先生や仲間からのフィードバックを積極的に活用しましょう。


「難しい」を克服するためのステップ


1. 小さな目標を設定する

 大きな課題を一度に克服するのは難しいです。小さな目標を設定し、段階的に達成していくことで、自信を持つことができます。小さな成功体験を積み重ねることが大切です。


2. 質問する勇気

 わからないことがあれば、すぐに質問することを習慣づけましょう。質問することで新しい情報を得ることができ、理解が深まります。質問することは恥ずかしいことではなく、成長の一歩です。


3. リフレームする

 「難しい」と感じたとき、それを「挑戦」と捉え直すことが重要です。ネガティブな感情をポジティブなものに変えることで、やる気とモチベーションが高まります。


大人の役割


 大人として、子どもたちが「難しい」と感じたときにどう対応するかも重要です。励ましの言葉をかけたり、一緒に問題に取り組んだりすることで、子どもたちの挑戦する姿勢をサポートしましょう。


1. サポートと励まし

 「難しい」と感じたときに逃げずに挑戦する姿勢をサポートしましょう。励ましの言葉や、共に問題を解決する姿勢が、子どもたちの自信を育てます。


2. 挑戦の価値を教える

 困難な課題に挑戦する価値を教えることも大切です。成功体験を通じて、挑戦することの重要性を実感させましょう。


まとめ


「難しい」という言葉を逃げや諦めの言い訳にしないためには、挑戦する楽しさと価値を理解し、小さな目標を設定し、質問する勇気を持つことが重要です。大人として、子どもたちが挑戦する姿勢をサポートし、励まし続けることで、彼らの未来をより明るいものにしていきましょう。現実の壁を乗り越える力を育てるために、一緒に努力していきましょう。

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