塾長ブログ

2024/05/11
ブログ

「行動を起こさなければ始まらない」-学習における一歩の重要性

多くの生徒が、「英単語を簡単に覚えたい」「化学式をすぐに記憶したい」「漢字を楽にマスターしたい」と願っています。しかし、願うだけで実際に行動に移すことなく、理想ばかりを口にしている状態です。このような生徒に対して、私たち教育者や指導者ができることは何でしょうか?

◎行動に移さない生徒たち

 まず、この問題に直面する生徒は非常に多いです。彼らはしばしば、「単語がなかなか覚えられないんです」「化学式が頭に入ってこないんです」「どうしても漢字が覚えられない」と助けを求めてきます。ここで重要なのは、彼らがまだ真剣に取り組んでいないことを見抜くことです。

◎助言よりも行動

 教育者としての私たちの役割は、生徒に知識を教えることだけではありません。それ以上に、彼らが自ら学ぶための「行動」を促すことです。生徒が何も行動しないうちから助言を重ねても、その助言はほとんど意味を成さないことが多いです。

◎実際に始めることの重要性

  「単語が覚えられない」と言う生徒に対して、まずは「始めてみる」ことを勧めます。たとえば、まずは毎日5つの新しい単語を書いてみる、簡単な化学式を覚えてみる、基本的な漢字を練習するなど、小さなステップから始めることが大切です。この小さな一歩が、学習への大きな一歩となります。

◎アドバイスは行動後に

 実際に何かを始めた後でないと、具体的なアドバイスも生きてきません。生徒が実際に学習活動を行ってみて初めて、「ここが難しい」「ここが理解できない」という具体的な問題が明らかになります。そして、その問題に対して私たちは具体的なアドバイスを提供することができるのです。

まとめ

多くの生徒が抱える「理想だけで終わる」問題。この問題を解決する鍵は「行動」です。行動を起こさなければ、何も始まりません。そして、行動を起こした後にこそ、教育者のアドバイスが真価を発揮します。学習は一歩一歩の積み重ねです。まずはその一歩を踏み出す勇気を、私たちは生徒に与えたいと思います。それが真の学びへの道を開くのですから。教育者としても、指導の方法を考える上で、生徒の「行動」を促すことが最も重要なのです。この思いを胸に、今日も一人ひとりの生徒に寄り添っていきたいと思います。

一覧に戻る