塾長ブログ

2025/12/29
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知ってるようで知らない!お正月のひみつ ~お年玉はもともと「お金」ではなかった?~

● お正月といえば「お年玉」


子どもにとって、お正月の楽しみといえばお年玉。


でも、こんな疑問はありませんか?


  • ・どうしてお正月にお金をもらうの?

  • ・いつから始まった習慣なの?

  • ・なぜ「お年玉」という名前なの?


実は、お年玉は
最初からお金だったわけではありません。



◆【結論】


お年玉は「神様からの贈りもの」だった


お年玉のもともとの意味は、


年神様から分けてもらう“力”や“恵み”


でした。


つまり、
人から人へ渡すものではなく、
神様からの授かりもの
だったのです。



▲ 「年玉(としだま)」の本当の意味


「年玉」という言葉を分けて考えると、


● 年 → 新しい一年
● 玉 → たましい・力


という意味があります。


昔の人は、


年神様の力が宿ったもの
を「年玉」と呼びました。


これが「お年玉」の始まりです。



★ 昔のお年玉は「おもち」だった


では、昔のお年玉は何だったのでしょうか。


答えは、


おもち(鏡餅)


です。


正月に神様にお供えした鏡餅を、


● 家族で分けて食べる
● 子どもにも分け与える


これが、
最初のお年玉 でした。



◆ なぜ「おもち」だったの?


理由はとても分かりやすいです。


● おもちは神様に供える特別な食べ物
● 神様の力が宿ると考えられていた
● 食べることで一年の元気をもらう


つまり、お年玉とは、


一年を元気に過ごすための力を分けてもらう行為


だったのです。



● いつから「お金」になったの?


お年玉が今のように
「お金」になったのは、
江戸時代の後半から明治時代 にかけてです。


理由は、


◆ 都市で暮らす人が増えた
◆ 食べ物より現金の方が便利
◆ 子どもに自由に使わせたい


といった、
生活の変化があったからです。



◆ お年玉は「応援の気持ち」


今のお年玉は、


◆ お祝い
◆ 励まし
◆ 応援


の意味を持っています。


金額よりも大切なのは、


「今年も元気に頑張ってね」


という気持ちです。



● 日本人らしい「分け合う文化」


お年玉のもとになった考え方は、


◆ 神様の力を分け合う
◆ 家族で恵みを分かち合う


という、日本人らしい文化です。


ただ「もらってうれしい」
だけで終わらせず、


なぜもらうのか


を知ると、
お年玉の見え方が少し変わります。



◆ 子どもたちへのメッセージ


お年玉は、
単なるお金ではありません。


もともとは、


一年を元気に生きるための力


を分けてもらうものでした。


今年のお正月、
お年玉をもらったら、


「応援されているんだな」


と、少し思い出してみてください。



まとめ


● お年玉はもともと神様からの恵み
● 「年玉」は年神様の力を意味していた
● 昔のお年玉はおもちだった
● 食べることで一年の元気をもらう考え方
● お金になったのは生活の変化が理由
● 今は応援とお祝いの気持ちが込められている

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