冬休み後半で差がつく ー「やる気がなくてもできる」勉強の入れ方ー
● 冬休み後半、急に勉強が重く感じる理由
冬休みの前半はまだ頑張れたのに、
後半になるとこう感じる生徒が増えます。
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勉強を始めるのが重い
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やる気が出ない
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机に向かうまでがつらい
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何をやればいいか分からない
これは意志の問題ではありません。
冬休み後半は、誰でも“やる気が下がる時期”
だからこそ、
やる気に頼らない方法が必要になります。
◆【結論】
冬休み後半は「やる気」ではなく「入り口」で決まる
この時期に伸びる子は、こう考えています。
「やる気が出たら勉強する」
ではなく
「やる気がなくても始められる形を作る」
勉強の内容よりも、
どうやって始めるかが重要です。
▲ 冬休み後半に失敗しやすい勉強パターン
次のような考え方は要注意です。
● まとまった時間ができたらやろう
● 気合が入った日に一気にやろう
● 完璧にやろう
これらはすべて、
始めるハードルを上げてしまう考え方です。
結果、
「今日はやらない」が続きます。
★ 冬休み後半に効果的な勉強の入れ方 4つ
① 勉強は「5分で終わるもの」から始める
最初の一歩は、これで十分です。
◆ 英単語を3個見る
◆ 計算問題を3問
◆ 教科書を1ページ読む
◆ 前日の復習を1つ確認する
ポイントは、
「これなら今すぐできる」内容にする
始めてしまえば、
そのまま10分、15分と続くことも多いです。
② 内容は「決め打ち」にする
やる気がないときに一番つらいのは、
「何をやるか考えること」
だから、あらかじめ決めておきます。
● 朝は英語
● 昼は数学
● 夜は復習
あるいは、
◆ 毎日この教材
◆ 毎日このページ
迷わない仕組みが、行動を生みます。
③ 時間ではなく「回数」で考える
冬休み後半は、
勉強時間を増やす必要はありません。
おすすめはこの考え方です。
● 1日30分 → ハードルが高い
● 1日3回5分 → ハードルが低い
短時間を何度か入れる方が、
◆ 集中しやすい
◆ 疲れにくい
◆ 習慣になりやすい
というメリットがあります。
④ 「やった感」を残す
やる気がない時期こそ、
達成感が重要です。
おすすめは、
◆ チェックをつける
◆ ページを折る
◆ ノートに一言書く
小さくても、
「今日はこれをやった」
が見えると、
次の日につながります。
● 冬休み後半は「量」より「止めない」
この時期に大切なのは、
◆ 完璧にやること
ではなく
◆ 完全に止めないこと
1日5分でも、
勉強が続いていれば十分です。
止まらなければ、
新学期に自然と戻れます。
◆ 子どもたちへのメッセージ
冬休み後半にやる気が下がるのは、普通のことです。
大事なのは、
やる気がない自分を責めないこと。
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5分でいい
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1つでいい
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今日できればOK
その小さな行動が、
新学期のあなたを助けます。
●まとめ
● 冬休み後半は誰でもやる気が下がる
● 重要なのは「どう始めるか」
● 5分で終わる内容から入る
● 勉強内容は事前に決めておく
● 時間より回数で考える
● 完全に止めないことが最大のポイント

