冬休みに成績が落ちる子の共通点 ー実は“勉強以前”に原因がありますー
◆ 冬休みは「成績が伸びる人」と「落ちる人」がはっきり分かれる
同じ冬休みを過ごしているはずなのに、
年明けにこうした差が生まれます。
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・「あれ?前より分からなくなっている…」
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・「勉強したはずなのに、頭に残っていない」
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・「新学期がつらい」
この差は、
勉強量の違いだけではありません。
もっと手前の、
“生活習慣”の差 です。
●【結論】
成績が落ちる原因は「サボったから」ではない
多くの生徒はこう思っています。
「冬休み、ちゃんと勉強しなかったから…」
でも実際は違います。
生活リズムが崩れた状態で勉強しても、
学力はほとんど積み上がらない。
これが現実です。
◆ 冬休みに成績が落ちる子の共通点①
「起きる時間・寝る時間が毎日バラバラ」
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・夜遅くまでスマホ
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・朝は起きたり起きなかったり
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・休日感覚が抜けない
こうなると何が起きるか。
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・集中力が続かない
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・記憶が定着しない
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・やる気が出ない
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・勉強を始めるのがつらい
脳が“勉強モード”に入れない状態になります。
これは努力不足ではなく、
完全にコンディションの問題です。
◆ 共通点②
「勉強を“気分”で決めている」
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・気分が乗ったらやる
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・やる気が出たらやる
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・今日は疲れたからやめる
一見、自然に見えますが、
これは冬休みに一番やってはいけないパターン。
なぜなら――
気分に任せる勉強は、
休みが長くなるほど“やらない日”が増えるから。
結果、
「気づいたら何もやっていない冬休み」になります。
◆ 共通点③
「勉強時間だけを気にしている」
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・今日は2時間やった
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・昨日より長く勉強した
これ自体は悪くありません。
しかし冬休みに限って言えば、
時間だけ意識するのは危険です。
なぜなら、
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・集中できていない
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・ダラダラ机に向かっている
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・スマホを見ながらの勉強
こうした“形だけの勉強”が増えるから。
冬休みは
量より「質」と「状態」 が重要です。
◆ 共通点④
「生活と勉強が完全に切り離されている」
成績が落ちる子ほど、
こんな生活になっています。
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・起きる
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・ダラダラする
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・夜にまとめて勉強しようとする
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・結局眠くなる
勉強が生活の一部になっていない。
結果、
勉強=特別で重たいもの
になってしまい、続きません。
● では、成績が伸びる子は何が違うのか
伸びる子は、冬休みにこれを意識しています。
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・起きる時間を大きく崩さない
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・勉強を「生活の流れ」に組み込む
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・長時間より“毎日少し”
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・勉強しやすい状態を先に作る
つまり――
勉強の前に、生活を整えている。
これが決定的な差です。
◆ 子どもたちへのメッセージ
冬休みは、
「頑張れる人」だけが伸びる期間ではありません。
“整えた人”が伸びる期間です。
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・朝を整える
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・リズムを整える
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・勉強しやすい状態を整える
これだけで、
あなたの冬休みは意味のあるものに変わります。
勉強は、そのあとで大丈夫。
●まとめ
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・冬休みに成績が落ちる原因は生活習慣
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・起床・就寝時間の乱れは学力に直結する
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・気分任せの勉強は失敗しやすい
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・勉強時間より「状態」が重要
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・伸びる子は勉強の前に生活を整えている

