知ってますか? ロボット王国・日本!“人とともに生きるロボット”の時代へ (シリーズ第10回:これからの世界に誇れる日本の科学技術)
■ 教科書やニュースでよく聞く「ロボット」って?
「ロボット」と聞いて、みなさんはどんな姿を思い浮かべますか?
二足歩行の人型? それとも掃除をしてくれる機械?
実は日本は、世界でも有数の“ロボット大国”なんです。
産業・医療・福祉・災害救助など、
あらゆる分野で日本のロボット技術が活躍しています。
★ “働くロボット”は日本のお家芸!
日本のロボット研究は、1950年代から始まりました。
工場で部品を組み立てる「産業用ロボット」は、まさに日本の得意分野。
特に「ファナック」「川崎重工」「安川電機」などの企業は、
世界中の工場で使われているロボットを作っています。
自動車やスマホの製造など、“日本のロボットなしでは成り立たない産業”がたくさんあるのです。
◆ “人のそばで働くロボット”も進化中
日本のロボットは、ただ作業するだけではありません。
今は、「人と一緒に生きるロボット」へと進化しています。
● 介護・医療のロボット
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・パロ:アザラシ型のいやしロボット。話しかけると反応し、お年寄りの心を落ち着かせてくれる。
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・HAL(ハル):体の動きをサポートする“着るロボット”。リハビリや介護で使われています。
● 災害救助ロボット
地震や火災などの危険な場所で、人の代わりに調査や救助を行うロボット。
例えば「クインス」や「HRPシリーズ」は、東日本大震災の現場でも活躍しました。
● 家の中で手伝うロボット
掃除ロボット、会話ロボットなど、
日常生活の中でも“身近なパートナー”としてロボットが増えています。
ソフトバンクの「Pepper(ペッパー)」も日本で生まれた代表例です!
◆ 日本のロボットは“やさしさ”がちがう
海外では「効率」「スピード」を重視したロボットが多いですが、
日本のロボットは“人の気持ちに寄りそう”ことを大切にしています。
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・人と自然に会話する
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・表情を読み取って反応する
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・子どもやお年寄りを守る
ただの機械ではなく、「人のパートナー」として働く姿こそ、
日本のロボット技術の真髄(しんずい)なんです。
★ 未来のロボットは、もっと身近に!
これからの日本では、AI(人工知能)やセンサー技術の発達で、
ロボットがさらに賢く・安全に・やさしく進化していきます。
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・教室で勉強を手伝うロボット
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・看護師の代わりに病院で案内するロボット
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・災害現場でドローンと協力するロボット
まさに、“人とロボットが共に生きる社会”が近づいています。
■ 子どもたちへのメッセージ
ロボットは「人の仕事をうばう存在」ではなく、
「人を助け、夢を広げる仲間」です。
日本の技術者たちは、
「どうすれば人の笑顔を増やせるか」を考えて、ロボットを作ってきました。
みんなも、「誰かの役に立つモノを作りたい」という気持ちを持ってください。
その思いが、未来の“やさしいロボット”を生み出す力になります☆
★まとめ
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・日本は世界をリードするロボット大国
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・産業・医療・災害・家庭などでロボットが活躍中
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・“やさしさ”を大切にする日本のロボット文化
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・人とロボットが共に生きる未来をつくるのは、これからの世代!

