塾長ブログ

2025/10/14
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税金って何に使われてるの?“国のお金”の流れを見てみよう

「税金」って聞くと、大人だけの話のように感じるかもしれません。
でも実は、学校の教科書や給食、病院、道路など、私たちの生活のほとんどが税金で支えられています。


今回は、そんな“国のお金”の流れを、わかりやすく見ていきましょう。



1. 税金は「みんなで社会を動かすためのお金」


税金とは、国や自治体が公共サービスを行うために、国民から集めるお金のことです。

つまり、「みんなで出し合って、みんなで使う」のが税金の基本。


たとえばこんなところに使われています↓

  • ・学校の建設・教科書の無償配布

  • ・警察・消防・自衛隊の活動

  • ・病院や医療費の補助

  • ・道路・橋・電車の整備

  • ・災害時の復興支援


税金があるからこそ、私たちは安心して生活できるのです。



2. 日本の“税金の使い道”を見てみよう


国の1年間の予算(2024年度)は、約114兆円
このうち、どんなことに使われているかというと…


分野 使われる割合 内容
社会保障 約3割 年金・医療・介護など、高齢者や子育て世代を支える
国債費 約2割 国の借金の返済
教育・科学・文化 約5% 学校・大学・研究など
防衛費 約5% 自衛隊や安全保障のため
公共事業 約4% 道路・橋・災害対策など


つまり税金は、国のさまざまな分野で使われている「社会の燃料」なのです。



3. もし税金がなかったら?


税金がなくなると、次のようなことが起こります。


  • ・学校の授業料や教科書代が全額自己負担になる

  • ・病院の医療費が今より何倍も高くなる

  • ・災害が起きても支援が届かない


つまり税金は、「みんなの安心を支える仕組み」でもあるのです。



4. 自分たちの未来と“税金”


これからの日本では、少子高齢化が進むため、税金の使い方がますます重要になります。
「どんな社会にしたいのか?」を考えることは、将来の政治や経済を支える第一歩です。



まとめ


  • ・税金は「みんなで社会を動かすためのお金」

  • ・教育・医療・防災など、生活のあらゆる場面で使われている

  • ・使い道を知ることが、社会を考えるきっかけになる


税金は“取られるお金”ではなく、“支え合うお金”。
この視点を持つと、ニュースや政治の話がぐっと身近になります。

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