税金って何に使われてるの?“国のお金”の流れを見てみよう
「税金」って聞くと、大人だけの話のように感じるかもしれません。
でも実は、学校の教科書や給食、病院、道路など、私たちの生活のほとんどが税金で支えられています。
今回は、そんな“国のお金”の流れを、わかりやすく見ていきましょう。
1. 税金は「みんなで社会を動かすためのお金」
税金とは、国や自治体が公共サービスを行うために、国民から集めるお金のことです。
つまり、「みんなで出し合って、みんなで使う」のが税金の基本。
たとえばこんなところに使われています↓
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・学校の建設・教科書の無償配布
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・警察・消防・自衛隊の活動
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・病院や医療費の補助
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・道路・橋・電車の整備
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・災害時の復興支援
税金があるからこそ、私たちは安心して生活できるのです。
2. 日本の“税金の使い道”を見てみよう
国の1年間の予算(2024年度)は、約114兆円。
このうち、どんなことに使われているかというと…
分野 | 使われる割合 | 内容 |
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社会保障 | 約3割 | 年金・医療・介護など、高齢者や子育て世代を支える |
国債費 | 約2割 | 国の借金の返済 |
教育・科学・文化 | 約5% | 学校・大学・研究など |
防衛費 | 約5% | 自衛隊や安全保障のため |
公共事業 | 約4% | 道路・橋・災害対策など |
つまり税金は、国のさまざまな分野で使われている「社会の燃料」なのです。
3. もし税金がなかったら?
税金がなくなると、次のようなことが起こります。
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・学校の授業料や教科書代が全額自己負担になる
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・病院の医療費が今より何倍も高くなる
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・災害が起きても支援が届かない
つまり税金は、「みんなの安心を支える仕組み」でもあるのです。
4. 自分たちの未来と“税金”
これからの日本では、少子高齢化が進むため、税金の使い方がますます重要になります。
「どんな社会にしたいのか?」を考えることは、将来の政治や経済を支える第一歩です。
まとめ
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・税金は「みんなで社会を動かすためのお金」
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・教育・医療・防災など、生活のあらゆる場面で使われている
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・使い道を知ることが、社会を考えるきっかけになる
税金は“取られるお金”ではなく、“支え合うお金”。
この視点を持つと、ニュースや政治の話がぐっと身近になります。