感想が思いつかない?読書感想文はこの型で書けばOK!
「本を読んだのに、何を書けばいいか分からない…」
「感想って、“面白かった”以外に何を書けばいいの?」
──そんなふうに、読書感想文に頭を抱えている中学生も多いのではないでしょうか?
実は、感想文には“型”があるんです。
この型に沿って書けば、どんな本でもスラスラと感想文を書くことができます。
今回は、塾∞練でも毎年生徒に伝えている、だれでも書ける読書感想文の黄金フォーマットをご紹介します!
★ 読書感想文はこの「4ステップ」で書こう!
【ステップ①】 本を読んだ理由・きっかけを書く(導入)
まずは、「なぜこの本を選んだのか」「どんな気持ちで読み始めたのか」などを書きましょう。
例:
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・タイトルにひかれて読んでみた
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・表紙の絵が気になった
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・学校や先生にすすめられた
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・友達が面白いと言っていた など
→ ここでは“正直な気持ち”が大事です!
【ステップ②】 印象に残った場面・セリフを紹介(本の紹介)
全部のあらすじを書く必要はありません。
あなたが「心に残った」と思った場面やセリフを、1〜2か所だけ紹介しましょう。
ポイント:
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・なぜその場面が印象に残ったか?
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・自分と重なる部分はあったか?
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・驚いた? 感動した? 怒りを感じた?
→ 感情が動いた瞬間を見つけることがカギです。
【ステップ③】 自分の考えや経験と結びつける(本題)
ここが“感想文”の中心部分。
紹介した場面と、自分の考えや体験を結びつけて書いてみましょう。
例:
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・自分だったらどうしたか?
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・同じような経験があったか?
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・これからどうしていきたいと思ったか?
→「自分にとってこの本はどうだったか?」を伝えましょう。
【ステップ④】 読み終えての気持ち・変化を書く(まとめ)
最後に、読み終わった今の気持ちや、これから自分がどう変わりたいかをまとめます。
例:
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・この本を読んで少し成長できた気がする
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・家族や友達にやさしくしたいと思った
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・今後はもっと○○を大事にしたい など
→ 前向きな言葉で終わると読後感がよくなります!
● まとめ:「感想が思いつかない」を解決する魔法の型!
① 本を選んだ理由(きっかけ)
② 印象に残った場面(1〜2か所)
③ 自分の考えや体験とのつながり
④ 読み終えたあとの気持ち・変化
この「4ステップ」を使えば、どんな本でも自分らしい感想文が書けるようになります。
「うまく書こう」と思わなくて大丈夫。“自分の言葉”で書くことが一番大切なんです。
✅ おまけ:書き出しに迷ったときに使える“魔法の一文”
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・「この本を読もうと思ったきっかけは、〇〇です。」
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・「読んでいるうちに、特に気になったのは△△という場面です。」
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・「その場面を読んで、私は□□と感じました。」
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・「この本を読んで、これからの自分に△△が大切だと思いました。」
文章が浮かばないときは、これらの“テンプレート”を使ってみてください!
感想が思いつかなくても大丈夫。
「型」にそって、「自分の心が動いたところ」を思い出してみれば、あなただけの読書感想文が完成します!