塾長ブログ

2025/05/23
中学生,保護者向けアドバイス,ゲーム依存,NG対応集,勉強習慣

ゲームばかりの中学生、勉強させたい時に親がしてはいけないNG対応

【はじめに】

「うちの子、帰ってきたらずっとゲーム…」「勉強しなさいと言っても無視される…」
このような悩みを抱える保護者の方は非常に多いです。


特に中学生になると、スマホやゲームの影響は大きく、勉強どころではないというケースも…。
しかし、「つい言ってしまうあの一言」が、逆効果になってしまっていることもあるのです。


今回は、ゲームばかりの中学生に勉強させたいときに絶対にやってはいけない親のNG対応と、その代わりにすべき具体策をお伝えします。



【NG対応①】「ゲーム禁止!」とすべてを取り上げる


▼なぜNG?

ゲームを完全に禁止すると、子どもは「勉強=罰」「親=敵」と認識してしまい、親子関係が悪化します。
また、反発心が強い中学生には逆効果となり、「こっそりやる」「ウソをつく」などの行動を助長することも…。


✅親がすべき対応:

時間を区切る・一緒にルールを決める
→「1時間ゲームしたら30分は勉強しよう」と、勉強と娯楽のバランスを子どもと一緒に決めるのが効果的です。



【NG対応②】「なんであんたは○○君みたいにできないの?」


▼なぜNG?

他人との比較は、子どもの自己肯定感を下げる最悪の言葉です。
やる気を引き出すどころか、「自分はダメだ」と思い込み、ますます勉強を避けるようになります。


✅親がすべき対応:

「昨日の自分」と比べてあげる
→「昨日より10分多く勉強できたね」「先週より集中してたね」など、小さな変化を見つけてほめることがポイントです。



【NG対応③】「とにかく勉強しなさい!」だけを繰り返す


▼なぜNG?

中学生は自立心が芽生える時期。命令されると逆にやりたくなくなるのが心理です。
また、「なぜ勉強するのか」という理由が明確でなければ、本人にとっては意味のない言葉になります。


✅親がすべき対応:

「何のために勉強するか」を一緒に話し合う
→「ゲームを作る仕事も数学が必要だよね」といったように、子どもの興味と勉強をつなげる話題を出してあげましょう。



【まとめ】


ゲームは完全な「悪」ではありません。
大切なのは、ゲームを通じて子どもと向き合い、勉強とのバランスを取れる環境を作ることです。


✅ NG対応を避けるポイント:

  • ゲーム禁止ではなく、ルールを一緒に決める

  • 他人と比べず、昨日の自分と比べてあげる

  • 命令ではなく、目的を共有する会話を心がける


これらを意識することで、ゲームとの付き合い方も変わり、子どもは自然と勉強にも向かうようになります。

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