黄砂って毎年来るけど…砂漠の砂は減らないの?むしろ増えるの?
春になるとニュースでよく耳にする「黄砂」。
洗濯物が汚れたり、車がザラザラになったり、花粉症の人には追い打ちをかけるような黄砂ですが、そもそもあれだけの砂が毎年のように空を飛んで日本に届いているって、すごいことですよね。
じゃあ…疑問に思ったこと、ありませんか?
「毎年あれだけ飛んでくる砂、砂漠の砂は減らないの?」
「もしかして、砂漠の砂って自然に増えたりするの?」
今回はそんな素朴だけど気になる黄砂のナゾに迫ってみましょう!
■ そもそも黄砂ってなに?
黄砂(こうさ)は、主に中国やモンゴルのゴビ砂漠やタクラマカン砂漠などの乾燥地帯から巻き上げられた砂やちりが、偏西風に乗って日本まで飛んでくる現象です。
小さな砂粒(細かいものはPM2.5より小さい)が高い空に舞い上がって、数千kmも旅をするという、まさに自然のスケールを感じる現象です。
■ 砂漠の砂は減らないの?
実は、「減る」どころかむしろ増えているというのが現実です。
その理由は大きく分けて以下のとおり。
① 砂漠化が進行しているから
気候変動や過剰な放牧・農業などによって、植物が生えにくくなり、土壌がどんどん乾燥していく現象を「砂漠化」といいます。
世界中でこの砂漠化が進んでおり、砂漠の面積自体が拡大しているのです。
② 風や雨によって地表が削られて新しい砂が生まれる
岩が風化したり、水の力で細かく砕かれたりして、長い年月をかけて新しい砂が自然と作られていきます。
■ 黄砂が「砂漠の砂」そのままではない?
実は、黄砂は表面のごく細かい粒子が巻き上がっているだけ。
いわゆる“ふわふわと空に舞い上がるタイプ”の砂で、重くて大きな砂はその場にとどまったまま。
つまり、砂漠の「表面の粉」が飛んでいるようなイメージです。
そしてそれは、雨風や乾燥でまたすぐに“補充”されてしまうのです。
■ 結論:砂は飛んでも、砂漠は減らない。むしろ広がっている
黄砂は確かに砂漠から飛んできますが、
それによって砂漠が減ることはほぼありません。
むしろ人間の活動によって地球上では砂漠が増えており、
黄砂の発生量も多くなってきているともいわれています。
■ 最後に…
黄砂は単なる“飛んでくる砂”ではなく、
地球環境の変化や人間の生活とも深く関わっている現象です。
たまには空を見上げて、
「あの砂、どこから来たのかな?」
「地球ってすごいな」と感じてみるのも、面白いかもしれませんね。