塾長ブログ

2025/03/28
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雹(ひょう)が降るときは雷が鳴る?その関係と雹の正体とは?

春や夏の午後、突然空が真っ暗になり、ゴロゴロと雷の音――
「これはくるかも」と思った矢先、バラバラと氷の粒=雹(ひょう)が降ってきた…なんて経験をした人もいるかもしれません。


でも、ふと疑問に思いませんか?


  • ・なぜ雷が鳴っているときに雹が降るのか?

  • ・しかも、なぜ雨でも雪でも霰(あられ)でもなく、"雹"なのか?


今回はそんな「雹(ひょう)」のナゾに迫ってみましょう。



■ 雹とは何か?霰や雪とは何が違う?


まず、「雹(ひょう)」とよく似たものに霰(あられ)があります。


  • ・霰(あられ)は、直径が5mm未満の氷の粒。

  • ・雹(ひょう)は、直径が5mm以上の氷の塊を指します。
     ゴルフボールサイズのものもあるほど。


つまり、サイズの違いで名前が変わるわけです。

ではなぜ、そのような大きな氷の塊が空から降ってくるのか?



■ 雹はどうやってできるの?


雹が生まれる条件には、次のような大前提があります。


✔️ 非常に強い上昇気流が発生していること
✔️ 雲の中が冷たくて、水滴が凍りやすいこと(氷点下)
✔️ 上昇・下降を繰り返せる雲の中にあること


これはまさに「雷雲(積乱雲)」の中です。

積乱雲の中では、水滴が何度も上昇と下降を繰り返すことでどんどん大きくなり、氷の層が何層にも重なっていきます。

まるでロールケーキのように層が重なっていき、
ある程度の大きさ・重さになると、上昇気流でも支えきれなくなって一気に落ちてくるのです。

これがです。



■ 雷との関係は?


雷が鳴っているとき=積乱雲が発達している証拠です。

この積乱雲こそが、雹を生み出す母体。

だから雷が鳴っているときに雹が降るのは、まさにセットで起きる自然現象なのです。



■ なぜ雹で、雨や雪ではないのか?


雹が降る条件は、ざっくり言えばこの3つ。


  • ・上昇気流が超強力

  • ・雲の中が氷点下

  • ・水滴が何度も凍っては大きくなる環境がある


通常の雨や雪はそこまでの激しい条件がありません。
また霰は、比較的穏やかな上昇気流で生まれる軽い氷の粒。

でも「雹」の場合、雷をともなう強烈な積乱雲のパワーがなければ生まれないのです。



■ まとめ:雹が降るときは、空の中が大混乱している証拠


雹が降る=雷雲が大暴れしているサイン。
天候が急変する合図でもあります。

雹が降ってきたら、屋外にいるのはとても危険です。
傘は役に立ちません。建物の中や車の中に避難を。


そして空を見上げながら、
「今、上空では水滴が氷になってグルグル回っているのか…」
と少し想像してみるのも、面白いかもしれませんね。

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