「周りがそうだから自分もそうする」という考え方について考えてみよう
学校や塾、友達同士の間で、気づいたら周りと同じ行動をとっていることはありませんか?
「みんながやっているから」「周りがそうしているから」という理由だけで何となく流されている場合、それは本当に自分がやりたいことなのでしょうか?
周りに流される人の特徴
「周りがこうだから、自分も…」という考えを持ってしまう人の多くは、次のような特徴があります。
-
-
1.自分の意思があまりない
他人の意見や行動を基準にしてしまい、自分がどうしたいのかを考えずに行動することが多いです。 -
-
2.周りの目が気になる
「浮いた存在になりたくない」「目立ちたくない」という気持ちから、周囲に合わせてしまいます。 -
-
3.安心感を求めてしまう
大勢がやっていることに従う方が安心だからです。逆に、自分だけ違うことをするのは不安だと感じてしまいます。
流されることの「本当の危険」
周りに合わせること自体が悪いわけではありません。状況に応じて協調することは人間関係を円滑にするためにも大切なことです。
しかし、流されることが習慣になると、自分の人生を他人任せにしてしまう危険があります。
- ・自分の意見や考えがなくなる
- ・自分のやりたいことが見つからなくなる
- ・周りに振り回されて後悔する
最終的に「何のためにこれをやっているんだろう?」という虚無感に襲われることもあります。
「自分」を持つために
では、どうすれば「周りに流されない自分」になれるのでしょうか?
-
1.自分の軸を持つ
まずは自分がどうしたいのか、何を目指しているのかを明確にしましょう。
- ・何のために勉強をするのか
- ・将来どんな自分になりたいのか
周りがどうであれ、自分の中に「軸」があれば、簡単には流されなくなります。
-
2.周りと違うことを恐れない
「人と違ってもいい」という考えを持つことが大切です。他人の目ばかりを気にしていては、自分らしさを失ってしまいます。 -
-
3.自分の意見を言う練習をする
何事も自分の意見を持ち、それを言葉にして伝える練習をしましょう。最初は難しいかもしれませんが、少しずつ自分の考えに自信が持てるようになります。
流されるだけの人生でいいですか?
周りに流されることで「安心」は得られるかもしれませんが、自分らしさは失われてしまいます。
「みんなと一緒だから大丈夫」と思っているうちは、なかなか前に進むことができません。
周りに合わせることと自分の意思で行動することのバランスをうまく取れるようになれば、あなたはもっと強く、もっと自分らしく生きられるはずです。
最後に、自分に問いかけてみてください。
「本当にこれが自分のやりたいことなのか?」
その答えを見つけることが、周りに流されない自分への第一歩です。