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2023/10/09
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スペースドリピティション: 効率的な学習のカギ

スペースドリピティション、あるいは間隔反復学習は、名前の通り「間隔を置きながら繰り返し学習する」方法です。これは、単に何度も繰り返して学習するよりも、一定の間隔を置いて復習することで、情報を長期記憶に移すのに非常に効果的だとされています。

なぜ効果的なのか?

1.忘却曲線の活用: 人間は新しい情報を学んだ後、時間が経つとその情報を徐々に忘れていきます。この現象を「忘却曲線」と言います。スペースドリピティションはこの曲線の谷部分、つまり最も忘れやすいタイミングで復習を行うことで、情報の定着を促します。

2:深い処理: 間隔を空けて復習することで、脳はその情報を「重要」と判断し、深く処理するようになります。これにより、情報は短期記憶から長期記憶に移行しやすくなります。

具体的なやり方

1.新しい情報を学習した直後に初めての復習を行います。

2.その後、数日間隔を空けて2回目の復習を行います。

3.次に、1週間後、2週間後、1ヶ月後というように、復習する間隔を徐々に長くしていきます。

この方法は、学習する内容や個人の忘却の速さに合わせて調整することができます。

まとめ

スペースドリピティションは、時間を効率的に使用しながら、情報をしっかりと脳に定着させるための強力な学習法です。この方法を取り入れることで、長時間の学習時間を確保しなくても、効果的に情報を記憶に残すことができます。

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