塾長ブログ

2023/08/14
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月が大きく見えたり小さく見えたりするのは何故か?

月が大きく見えたり小さく見えたりする現象は主に以下の要因によって起こります。

1.月の軌道: 月の軌道は完全に円形ではなく、楕円形をしています。そのため、月が地球に最も近い位置(近地点)にあるときと最も遠い位置(遠地点)にあるときとで、実際の大きさは変わりませんが、視野上の大きさが変化します。

2.大気の屈折: 地平線付近で見ると、大気の屈折作用によって月が少し大きく歪んで見えることがあります。大気が光を屈折させるため、月が大きく、または上下逆さまに見えることがあります。

3.視錐効果: 月が地平線近くにあるとき、しばしば特に大きく見えます。これは、地平線の近くの景物と月とを比較することで、無意識のうちに大きさの評価が変わる現象とされています。高い場所で月を見ると、この効果はあまり感じられません。

4.心理的要因: 人々が月の大きさについて感じることは、個人の期待や以前の経験、観察の状況などによっても変化することがあります。視覚的な錯覚や心理的な影響が、月の大きさに対する知覚を変えることがあると考えられています。

これらの要素の組み合わせによって、月が大きく見えたり小さく見えたりする複雑な現象が発生します。

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