塾長ブログ

2023/07/28
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物質が燃えるときの「火」の正体って何か知ってますか?

「燃える」とは、化学反応の一種である酸化反応のことを指します。具体的には、物質(燃料)が酸素と反応し、エネルギーを放出する過程を指します。このエネルギーの放出が私たちが「火」として認識する現象を生み出します。

火の「正体」、つまり私たちが見ている明るい部分は、主に発光するガスと未燃焼の微粒子から成っています。燃焼過程で放出されるエネルギーにより、これらの粒子とガスは非常に高温になり、その結果として光を放出します。その色は燃焼物質の種類や温度により変化します。たとえば、木が燃えるときに見る黄色からオレンジ色の火は、未燃焼の微細な炭素粒子が発光しているためです。

また、炎の青い部分は、酸化されたガス(主に二酸化炭素と水蒸気)が高温になって発光する部分で、燃焼が完全に行われている場所を示しています。

したがって、「火」は物質が燃えることで放出されるエネルギーが可視化されたもの、とも言えます。

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