第6回|得意・不得意があるから、人は前に進める ―完璧を目指さない生き方―
「もっと何でもできるようにならなければ」
「欠点をなくさないといけない」
私たちは、
いつの間にか完璧であることを目指すようになります。
しかし、ここで一度、
立ち止まって考えてみてください。
もし人が皆、同じように何でもできたら、
この世界は前に進むでしょうか。
●得意・不得意は「欠陥」ではない
得意・不得意というと、
つい「足りない部分」「弱点」として
捉えてしまいがちです。
しかし本来、
得意・不得意は人間の欠陥ではありません。
それは、
役割の違いです。
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・考えるのが得意な人
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・行動するのが得意な人
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・支えるのが得意な人
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・まとめるのが得意な人
人が違うからこそ、
物事は前に進みます。
●完璧を目指すと、必ず苦しくなる
完璧を目指すと、
人はこうなりがちです。
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・できない自分を責める
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・他人と比べ続ける
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・常に不足感を抱える
これは、
努力が足りないからではありません。
ゴールの設定が間違っているのです。
●「全部できる人」にならなくていい
ここで、
とても大切なことを言います。
あなたは、
全部できる人になる必要はありません。
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・できることがある
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・できないことがある
それでいいのです。
むしろ、
それが普通です。
●得意があるから、不得意を任せられる
社会を見てみると、
この構造がよく分かります。
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・医師がいて、看護師がいる
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・設計する人がいて、作る人がいる
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・教える人がいて、支える人がいる
誰かの得意が、
誰かの不得意を補っています。
得意・不得意は、
人と人をつなぐためのものでもあります。
●不得意があるから、学べることもある
不得意なことを経験するからこそ、
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・助けを求められる
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・工夫を覚える
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・他人の苦労が分かる
こうした力が育ちます。
これは、
得意だけでは身につかない力です。
●勉強で考えてみると
勉強でも同じです。
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・全教科満点である必要はない
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・全単元を同じ深さで理解する必要はない
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・全部好きになる必要もない
大切なのは、
自分の得意・不得意を把握した上で、
どう前に進むかです。
●完璧を目指さないと、行動できる
完璧を目指すと、
人は動けなくなります。
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・失敗したらどうしよう
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・できなかったら恥ずかしい
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・準備が足りない
しかし、
完璧を目指さなければ、
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・まずやってみる
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・修正しながら進む
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・経験から学ぶ
ことができます。
●成長とは、欠点を消すことではない
このシリーズを通して、
何度も伝えてきたことがあります。
成長とは、欠点を消すことではありません。
自分を理解し、使い方を覚えることです。
得意も不得意も含めて、
それがあなたです。
●この回で覚えてほしいこと
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・得意・不得意は、前進のためにある
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・完璧を目指すほど、人は苦しくなる
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・不完全だからこそ、人は成長できる
この3つを、
ぜひ心に留めておいてください。
次回予告(最終回)
第7回|得意・不得意を受け入れたとき、人は自由になる
―自分を活かして生きるということ―

