第5回|「向いていない」は、逃げではなく選択でいい ―頑張らない勇気と、やめる力―
「向いていないからやめた」
この言葉に、どんな印象を持つでしょうか。
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・逃げた
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・諦めた
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・負けた
そう感じる人は、少なくありません。
しかし、本当にそうでしょうか。
●「続けること=正しい」という思い込み
私たちは、
「最後までやり抜くこと」
「我慢して頑張ること」
を、良いことだと教えられてきました。
もちろん、
続けることに価値がある場面もあります。
しかし同時に、
続けない選択が正しい場面も存在します。
●向いていないことを続けると、何が起きるか
向いていないことを、
「努力が足りないだけだ」と思い込み、
無理に続けると、こうなりがちです。
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・常に苦しい
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・成果が出ない
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・自信が削られていく
これは、
根性が足りないからではありません。
力の使いどころが、合っていないだけです。
●「やめる」は、敗北ではない
やめるという行為は、
多くの人が思っているほど、
ネガティブなものではありません。
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・合わないと判断した
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・別の可能性を選んだ
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・自分を守る決断をした
これは、
状況を見極めた結果の選択です。
逃げではありません。
●「頑張らない勇気」が必要なときもある
頑張ることは、
いつでも正解ではありません。
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・頑張っても消耗するだけ
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・頑張るほど自分が嫌いになる
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・頑張る意味が見えない
こう感じているなら、
一度立ち止まる勇気が必要です。
●やめることで、初めて見える道もある
一つの道に固執していると、
他の道は見えません。
しかし、
一度そこから離れると、
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・自分に合うやり方
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・意外な得意分野
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・無理なく力を出せる場所
が見えてくることがあります。
これは、
多くの人が実際に経験していることです。
●学校や勉強で考えてみると
例えば、
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・全教科を同じレベルで頑張る
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・苦手科目を得意科目と同じやり方で続ける
これが、
必ずしも最善とは限りません。
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・最低限を押さえる
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・配点や目的を考える
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・得意科目でカバーする
こうした選択は、
立派な戦略です。
●「向いていない」は、自分を知った結果
「向いていない」と言えるのは、
何も考えずに投げ出した人ではありません。
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・試した
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・考えた
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・感じた
その上で出した結論です。
つまり、
自分を理解した結果です。
●幸せな人生は、全部を頑張らなくていい
人生は長く、
使える時間とエネルギーには限りがあります。
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・どこに力を注ぐか
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・どこで力を抜くか
この選択が、
人生の質を大きく左右します。
●この回で覚えてほしいこと
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・やめることは、敗北ではない
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・向いていないは、選択である
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・頑張らない勇気が、未来を開くこともある
この3つを、
ぜひ覚えておいてください。
次回予告
第6回|得意・不得意があるから、人は前に進める
―完璧を目指さない生き方―

