塾長ブログ

2026/02/11
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第4回|得意を伸ばすより、不得意をどう扱うか ―成長する人が必ずやっていること―

「不得意は克服しなければならない」
「苦手をなくさないといけない」


私たちは、
いつの間にかこう思い込んでいます。


しかし、ここで一つ、
とても大切な視点を持ってください。


成長している人は、
必ずしも“不得意をなくした人”ではありません。



●成長する人は、不得意を正しく扱っている


成長する人に共通しているのは、
不得意に対する姿勢です。


  • ・無理に得意にしようとしない

  • ・自分を責める材料にしない

  • ・どう付き合うかを考えている


不得意を、
「敵」や「欠点」としてではなく、
一つの性質として見ています。



●不得意を“なくす”発想が人を苦しめる


不得意をなくそうとすると、
多くの場合、こうなります。


  • ・できない自分を責める

  • ・周りと比べて落ち込む

  • ・努力が苦痛になる


これは、
成長とは逆方向です。


なぜなら、
人は「否定されている状態」では
前に進めないからです。



●不得意には、いくつかの種類がある


一口に「不得意」と言っても、
実は中身は同じではありません。


  • ・やり方が合っていないだけ

  • ・経験が足りないだけ

  • ・環境との相性が悪いだけ


この場合、
不得意は固定されたものではなく、
調整可能なものです。


一方で、

  • ・強い苦痛を感じる

  • ・どう工夫しても消耗する


こうした不得意もあります。


これは、
無理に克服する必要はありません。



●成長する人は、距離を調整している


成長する人は、
不得意から逃げているわけではありません。


しかし、
真正面からぶつかり続けることもしません。


  • ・必要な最低限は身につける

  • ・他で補えるところは補う

  • ・得意な部分でカバーする


距離を調整しているのです。



●「全部できる人」は存在しない


ここで、
はっきり言っておきたいことがあります。


得意も不得意もない、
完璧な人間は存在しません。


もし、
そう見える人がいるとしたら、
それは不得意を上手に隠しているか、
使っていないだけです。



●不得意を受け入れると、力が戻ってくる


不得意を
「なかったこと」にしようとすると、
人は消耗します。


しかし、

  • ・ここは苦手

  • ・でも、ここはできる


と整理できた瞬間、
力の使いどころが見えてきます。


これは、
諦めではありません。


戦略です。



●学校や勉強で考えてみると


例えば勉強でも、


  • ・計算は苦手だが、考え方は理解できる

  • ・暗記は苦手だが、説明は得意

  • ・スピードは遅いが、正確さはある


こうした特性を無視して
「全部同じようにできなければならない」
と考えると、苦しくなります。



●成長とは、欠点を消すことではない


ここで、
このシリーズの中でも
とても重要な考え方を伝えます。


成長とは、欠点を消すことではありません。
自分を理解し、使い方を覚えることです。


不得意があるからこそ、
得意が活きる場面もあります。



●この回で覚えてほしいこと


  • ・不得意は、克服対象とは限らない

  • ・大切なのは、扱い方と距離感

  • ・自分を責めないことが、成長の前提


この3つを、
ぜひ心に留めておいてください。



次回予告

第5回|「向いていない」は、逃げではなく選択でいい
―頑張らない勇気と、やめる力―

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