塾長ブログ

2026/02/07
モチベーション,子供のメンタル,自己肯定感,メンタルサポート,勉強しない悩み

第1回|得意・不得意は、生まれつき決まっているのか? ―多くの人が誤解している「才能」の話―

人には、得意なことと不得意なことがあります。


  • ・勉強が得意な人

  • ・スポーツが得意な人

  • ・人前で話すのが得意な人


一方で、
「これはどうしても苦手だ」
「頑張ってもできない」
と感じていることを、誰もが一つは抱えています。


では、ここで一つ、
とても大切な問いを考えてみましょう。


得意・不得意は、生まれつき決まっているものなのでしょうか。



●「才能がある人」という言葉の正体


私たちはよく、
「あの人は才能がある」
「自分には才能がない」
という言葉を使います。


しかし、この言葉はとても便利で、
同時にとても危険です。


なぜなら、
考えることを止めてしまうからです。


「才能があるからできる」
「才能がないからできない」


この考え方は、
一見、現実的に見えますが、
本当でしょうか。



●生まれた瞬間に、得意・不得意は決まっているのか


赤ちゃんが生まれたとき、
すでに
「この子は数学が得意」
「この子は英語が苦手」
と決まっているでしょうか。


そんなことは、ありません。


少なくとも、
学校の勉強レベルにおいては、
ほとんどの得意・不得意は後から作られます。



●では、なぜ差が生まれるのか


同じ授業を受け、
同じ教科書を使っているのに、
なぜ差が生まれるのでしょうか。


その大きな理由は、
「最初のつまずき」と「最初の成功体験」です。


  • ・たまたま最初に分かった

  • ・たまたま褒められた

  • ・たまたまうまくいった


この小さな出来事が、
「自分はできるかもしれない」
という感覚を生みます。


逆に、

  • ・最初に分からなかった

  • ・恥をかいた

  • ・比較されてしまった


こうした経験は、
「自分は苦手だ」
という印象を強く残します。



●得意・不得意は「事実」ではなく「認識」


ここで、とても重要なことがあります。


多くの人が言う
「得意」「不得意」は、
能力の事実ではなく、自分の中の認識です。


  • ・自分は向いている

  • ・自分は向いていない


この認識が、

その後の行動を大きく左右します。



●認識が、行動を決める


「自分は得意だ」と思っていることには、
人は積極的に取り組みます。


  • ・失敗しても続ける

  • ・工夫しようとする

  • ・時間をかけられる


一方で、
「自分は不得意だ」と思っていることには、


  • ・早く諦める

  • ・避ける

  • ・深く考えない


こうした行動を取りがちです。


結果として、
差はさらに広がっていきます。



●才能が差を生んだのではない


ここまで整理すると、
一つのことが見えてきます。


多くの場合、
差を生んだのは「才能」ではありません。


  • ・経験

  • ・認識

  • ・行動の積み重ね


これらが、
「得意・不得意」という形で
表に出てきているだけです。



●では、今さら変えられないのか


ここで、
多くの人がこう思います。


「でも、もう今さら遅いのではないか」
「もう不得意になってしまった」


次回以降、この問いに
正面から答えていきます。


結論だけ先に言えば、

今の得意・不得意は、
これからの成長を決めるものではありません。



●このシリーズで考えていくこと


このシリーズでは、


  • ・得意・不得意はどう作られるのか

  • ・思い込みは、どう成長を止めるのか

  • ・不得意をどう扱えばいいのか

  • ・どんな考え方が、人生を楽にするのか


こうしたことを、
一つずつ丁寧に整理していきます。



次回予告

第2回|「できた経験」と「できなかった経験」が、人を作る
―得意・不得意が生まれる本当の仕組み―

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