知ってますか? 仲間の中に潜む“油断”という罠 (シリーズ第6回:自分に勝つ7つのレッスン)
◆「みんなやってないから、まあいっか」の恐ろしさ
学校でも塾でも、こんな空気を感じたことはありませんか?
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・宿題やってこなかった人が多い
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・テスト前なのに教室がゆるい
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・周りがスマホばかりで勉強してない
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・「自分だけ頑張ってる」感じがして恥ずかしい
多くの生徒が思ってしまいます。
「みんながやってないなら、別に自分もいいか。」
これが
油断という罠が広がる瞬間です。
◆ 油断は“敵の最高の武器”
油断の恐ろしさは、
自分では油断していると気づけないこと。
油断は、
怒らないし、強く押してこない。
むしろ、
ふわ〜っと近づいてきて、こう囁きます。
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・「大丈夫、まだ時間あるよ」
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・「今日はそんなに頑張らなくてもいいんじゃない?」
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・「周りもやってないし安心して」
気づいたときには、
行動が止まり、成績が落ちている。
油断は敵にとって「最も効率よくあなたを弱くする武器」なんです。
◆ なぜ“油断”が生まれるのか?
それは、脳が安心を求める生き物だからです。
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・「頑張る」より「ラク」が好き
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・「危険」より「安心」が好き
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・「挑戦」より「現状維持」が好き
だから周りがゆるいと、脳はこう判断します。
「この空気の中で頑張る必要はないよ」
しかし結果はこうなります。
「周りに合わせただけで、自分の未来を下げてしまう」
油断は、知らないうちにあなたの人生に影響します。
◆ 成績が上がる人の特徴
成績が上がる人は、必ずこう言います。
「周りがやってないからこそ、やる。」
なぜなら、
周りと同じことをしていても、
周り以上の結果は出ないから。
つまり――
油断が広がる場こそ、差をつけるチャンス。
敵が「油断で止めてやろう」と思っていても、
その空気に乗らなかった人だけが先に進むのです。
◆ 油断に勝つ3つの技
✔ ①「自分のペースを決める」
周りの人ではなく、
自分の中に“今日やること”を決めておく。
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・英単語10個
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・数学1ページ
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・理科の暗記カード
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・社会の1テーマ
他人に左右されない“自分軸”を持つと、油断が入り込めません。
✔ ②「勉強する場所を分ける」
油断は“場所”にも宿ります。
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・リビング → 油断しやすい
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・ベッド → 即アウト
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・スマホの近く → 危険
逆に、
“机に座ったら5分だけやる”と決めると、
脳が「ここに来たら勉強する」と覚えるため強くなります。
✔ ③「油断してる自分に名前をつける」
油断に気づいたらこう言う。
「はい、油断マン来た。」
「また油断モードか。」
「その油断、敵だな。」
“敵に名前をつける”と、
自分を客観視でき、冷静に対処できます。
● 子どもたちへのメッセージ
あなたの成績を下げるのは、
先生でも、親でも、友達でもありません。
油断です。
でも、こうも言えます。
油断に気づける人は、誰よりも強い。
周りがゆるんでる?
関係ない。
その瞬間こそ、あなたのチャンス。
敵が油断という罠を仕掛けてきたら、
笑ってこう言ってください。
「油断の誘い、断ります。」
その一言で、あなたはまた強くなります。
●まとめ
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・油断は“周りの空気”に乗ってくる敵の武器
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・気づかないうちに行動を止められてしまう
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・周りがゆるんでいる時ほど差がつく
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・自分のペース、場所、客観視で油断は弱体化できる

