塾長ブログ

2025/11/29
学習習慣,モチベーション,メンタルサポート,勉強しない悩み,勉強に集中するコツ

知ってますか? 仲間の中に潜む“油断”という罠 (シリーズ第6回:自分に勝つ7つのレッスン)

◆「みんなやってないから、まあいっか」の恐ろしさ


学校でも塾でも、こんな空気を感じたことはありませんか?


  • ・宿題やってこなかった人が多い

  • ・テスト前なのに教室がゆるい

  • ・周りがスマホばかりで勉強してない

  • ・「自分だけ頑張ってる」感じがして恥ずかしい


多くの生徒が思ってしまいます。


「みんながやってないなら、別に自分もいいか。」


これが
油断という罠が広がる瞬間です。



◆ 油断は“敵の最高の武器”


油断の恐ろしさは、
自分では油断していると気づけないこと。


油断は、
怒らないし、強く押してこない。


むしろ、
ふわ〜っと近づいてきて、こう囁きます。


  • ・「大丈夫、まだ時間あるよ」

  • ・「今日はそんなに頑張らなくてもいいんじゃない?」

  • ・「周りもやってないし安心して」


気づいたときには、
行動が止まり、成績が落ちている。


油断は敵にとって「最も効率よくあなたを弱くする武器」なんです。



◆ なぜ“油断”が生まれるのか?


それは、脳が安心を求める生き物だからです。


  • ・「頑張る」より「ラク」が好き

  • ・「危険」より「安心」が好き

  • ・「挑戦」より「現状維持」が好き


だから周りがゆるいと、脳はこう判断します。


「この空気の中で頑張る必要はないよ」


しかし結果はこうなります。


「周りに合わせただけで、自分の未来を下げてしまう」


油断は、知らないうちにあなたの人生に影響します。



◆ 成績が上がる人の特徴


成績が上がる人は、必ずこう言います。


「周りがやってないからこそ、やる。」


なぜなら、
周りと同じことをしていても、
周り以上の結果は出ないから。


つまり――
油断が広がる場こそ、差をつけるチャンス。


敵が「油断で止めてやろう」と思っていても、
その空気に乗らなかった人だけが先に進むのです。



◆ 油断に勝つ3つの技


✔ ①「自分のペースを決める」


周りの人ではなく、
自分の中に“今日やること”を決めておく。


  • ・英単語10個

  • ・数学1ページ

  • ・理科の暗記カード

  • ・社会の1テーマ


他人に左右されない“自分軸”を持つと、油断が入り込めません。



✔ ②「勉強する場所を分ける」


油断は“場所”にも宿ります。


  • ・リビング → 油断しやすい

  • ・ベッド → 即アウト

  • ・スマホの近く → 危険


逆に、
“机に座ったら5分だけやる”と決めると、
脳が「ここに来たら勉強する」と覚えるため強くなります。



✔ ③「油断してる自分に名前をつける」


油断に気づいたらこう言う。


「はい、油断マン来た。」
「また油断モードか。」
「その油断、敵だな。」


“敵に名前をつける”と、
自分を客観視でき、冷静に対処できます。



● 子どもたちへのメッセージ


あなたの成績を下げるのは、
先生でも、親でも、友達でもありません。


油断です。


でも、こうも言えます。


油断に気づける人は、誰よりも強い。


周りがゆるんでる?
関係ない。
その瞬間こそ、あなたのチャンス。


敵が油断という罠を仕掛けてきたら、
笑ってこう言ってください。


「油断の誘い、断ります。」


その一言で、あなたはまた強くなります。



●まとめ


  • ・油断は“周りの空気”に乗ってくる敵の武器

  • ・気づかないうちに行動を止められてしまう

  • ・周りがゆるんでいる時ほど差がつく

  • ・自分のペース、場所、客観視で油断は弱体化できる

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